第二の人生を歩むことになる老人ホーム。特に自分の親の老人ホームを選ぶ際はできれば慎重にしたいものです。ここでは、そんな親の老人ホーム選びで後悔しないためのいくつかのポイントを書いておきます。
まず大事なこととして挙げられるのが、施設の場所です。できれば緊急時にもすぐに対応できるよう、自宅から遠くない場所が良いでしょう。面会に行くのにも負担に感じない距離がベストです。
また、医療機関との位置関係も重要です。老人ホームが医療機関併設であれば、通院や入退院の際でも移動が楽になり、安心感も大きくなります。
加えて予算についても事前によく検討しておきましょう。基本的な入居費用の他に介護や備品にかかる費用も発生します。そのため、無理のないような計画を立てておくことが重要です。
そして、施設内でのアクティビティや食事も大切なポイントです。それらがある程度充実していなければ、利用者本人は毎日の生活が味気なく感じてしまいます。実際、あまり刺激がなく、脳が活性化されない施設であれば、ボケやすくなってしまうという側面もあるので注意が必要です。
ただしレクリエーションなどに関しては、入居者同士の接触が苦手な人には負担になる場合もあります。そのため、施設の特色と利用者本人との相性を十分に考慮しておく必要があるでしょう。
より老人ホームの内情を知るためには、見学会などに参加して、実際にスタッフの働く様子や入居者の表情をチェックしてみましょう。生き生きとした雰囲気が伝わってくるような環境なら安心できるはずです。
その際に居室の設備や間取り、浴室などの共用スペースなども一通り見学しておきましょう。ショートステイなどで本人が何度か泊まってみることもおすすめです。
誰しもが、自分の親には幸せな老後を歩んでほしいと思うもの。老後、少しでも苦労をかけないためにも、親孝行という意味でも、しっかりと老人ホーム選びのコツは調べておくようにしましょう。